GRUB(MBR)が壊れたときの復旧方法
Fedora 6を運用していましたが、予期せぬHDDトラブル(まぁHDDはいつも予期せず壊れますが...)でMBRレコードが破損していまい起動しなくなりました。
HDDから起動しようとするとMBR Error 3やMBR Error 2が発生します。
なんとか復旧できたので復旧方法のメモ。
準備するもの
1.Fedora レスキューCD か Knoppix
Grubの設定ファイルgrub.confの中身を確認するため。
2.Grubの起動ディスク
フロッピーで起動するGrubの起動ディスクです。
詳しい作成方法は GRUBの起動ディスクを作成するには を参照してください。
復旧方法
1.grub.confの内容を確認する
FedoraレスキューCDかKnoppixを利用して起動します。
・FedoraレスキューCDの場合
レスキューモードでCDよりブートします。ブート途中にHDDをマウントするかを聞かれますのでHDDをマウントします。
説明が英語ですが「CONTINUE」とボタンが表示されたらそのままEnterでOKです。
起動が終了するとHDDは/mnt/sysimageにマウントされます。
・Knoppixの場合
X Windowsが起動したらデスクトップにHDDのアイコンが表示されていると思うので、アイコンをダブルクリックしマウントします。
どちらかの方法でHDDがマウントできたら、HDD内の/etc/grub.confの内容を控えます。
下記のような記述がありますので、3行とも正確に控えます。
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.19-1.2896_FC6 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.19-1.2896_FC6.img
2.Grub起動FPDで起動し、旧Linuxをブート
Grub起動FPDでコンピュータを起動すると grub> で停止します。
先ほど控えたgrub.confを1行ごとに入力していきます。1行入力毎にenterキーを押します。
最後にbootと入力しエンターを押すと、HDD内のカーネルで起動できます。
3.Grubの再インストール
rootでログインしたら、grub-install /dev/hdaと入力します。
"/dev/hda"は各自の環境に合わせて変更してください。
参考URL GRUBを再インストールするには − @IT
以上の手順で次回の起動時よりHDDから起動できると思います。